ビットシフト
act2-B
魔法の杖<マジック・ワンド>
「ほんっと、多いですよね、間違い電話!」
特大パフェに遠慮無くスプーンを突き刺しながら、エリカがアヒルみたいな口で言う。
彼らは放課後に集まる時は、生徒会室ではなくて街に出てカフェに陣取ることも多い。
「ええ、そうね。最近、私のところにもちょくちょくあるわ」
サナエは運ばれてきたケーキを眺めつつ、ポットから紅茶を注ぐ。
「……俺は寿命が縮んだよ、ねぇ、ウィル~」
「くっつかないで下さい。エンジェル先輩」
「何だよ、リュリュって呼ぼうよぉ」
「嫌ですね、エンジェル先輩」
「つれないなぁ、このこのっ」
リュシアンは、このメンバーで居る時はウィリアムにやたらと絡んでくる。
サナエが恐ろしいので、結果的にそうなるらしい。
エリカには振り回されっぱなしだし、自分が一番貧乏くじを引いているような気がしてならない。
ともかく、生徒会メンバーが全員集まると全く騒々しいのだ。
サナエ先輩と二人なら平和なのにな、と、思いながら……ウィリアムも先刻の電話のことに思いを巡らせていた。
やはり、ああいう間違い電話が頻発するというのはおかしい。
昔のように自分で通信先を入力する方式ならば、間違って見知らぬ相手に繋がることもあるだろうけど……通信に混乱でも起きているとしか思えない。
SiNEルームで見つけた《サーチライト》といい、最近Ω‐NETの様子が何となくおかしいような気がする。
家に帰って少し調べてみよう。と、ウィリアムは、運ばれてきたコーヒーカップに手を伸ばした。
3時間近くもお喋り、もとい、会議に費やした後に店を出て、家までは歩いて三十分あまり。
普段はバスを利用するのだが、その日はあいにく時間が合わなくて、徒歩で帰った。
日が暮れた後の風は少し冷たい。そろそろ薄手のコートが欲しいところだ。家々から漏れる暖かそうな光を横目に、速足に歩く。
少年の家は静かな住宅地の一角にある。彼は一人息子であり、両親との三人暮らし。ごくごく平均的なネオポリスの中流家庭だ。
「お帰りなさい、ウィル、遅かったわねぇ」
凍えて家に戻ってきた息子を、母エリーゼは玄関口で優しく迎え入れる。
「ただいま母さん、父さんは?」
「もう帰ってるわよ、だから、お夕飯、先に頂いちゃったけど……」
「僕の分、まだある?」
わざと意地悪そうに言う息子に、エリーゼはふふふと笑って頷く。
「あるわよ、ちゃんと」
「じゃあ今から食べるよ。今日は何?」
「クリームシチューだけど……それで良かった?」
「寒かったから丁度いいね」
和やかにそんな会話を交わしながら、階段を駆け上がって自分の部屋に入る。
無造作に鞄を放り出して、上着を脱ぎながらテーブルトップコンピュータの電源を入れた。
「ええと……」
明かりもつけずにΩ‐NETにアクセスする。
あまり一般的には利用されなくなったけれど、現在も一応、メール・電話以外のΩ‐NETサービスもある。
それらも原理的にはSiNEを利用した情報サービスで、学校のもののように大規模ではないけれど、特別な知識が無い人間にも簡単に利用できるという意味では同種のものだ。
ただし、ごく限られた、しかし生活に必要充分なオンラインサービスのみであり、ウィリアムにとってあまり面白いといえるものではない。
けれど、一箇所だけ例外があった。『NeiN-Thousand(ナイン・サウザンド)』というコミュニティだ。
噂によると(本当の所は誰も知らないようであるが)誰かが個人で立ち上げた草の根ネットサービスであるらしく──世界中のΩ‐NETフリークが集まる場所だ。
ユーザー同士が雑談したり、情報交換したりする掲示板サービスがメインであり、誰もが自由に利用できるおかげで情報の信憑性はまちまちだが、間違いなく現在、世界で一番雑多な情報が集まる場所だった。
(あ、売れてる売れてる)
この間彼が修復して売りに出していた電子書籍も、もう八割方世界の誰かが買っていったようだ。
ここは、ウィリアムにとっては実益を兼ねた遊び場のようなものである。
そして、ここで得た売上は、いつもあっという間にコンピュータの部品代に消えていた。
「さて、と。今日のところはこっちじゃなくて……」
不可思議な間違い電話について、何か原因が分かるような情報が流れていないか、調べてみようと思っていたのだ。
(同じようなケースの情報、あるかな……)
手際よくキーワードで検索をかける。
結果はすぐに表示された。
『最近、発信元を偽った間違い電話が頻発するんですが……』
『ネオポリスでの不可解な間違い電話は夕方以降に頻繁の模様』
『今回の通信混乱はおかしい』
『間違い電話が多すぎるんだけど、クイーンシステムって今もちゃんとメンテナンスしてるの?』
リストに並ぶ記事タイトルを見ただけで、間違い電話が自分の周りだけの現象で無いことがわかる。
とりあえず片っ端から読んでみようと思っているところに、エリーゼが彼のための夕飯を準備する、美味しそうな香りが漂ってきた。
「ウィルー、そろそろ出来るわよ」
「あ、はぁい、すぐ行く」
呼ばれてすぐに降りてやらないと母が拗ねるので、ウィリアムは気になりつつも立ち上がってそう答えた。
――翌日、午後の授業をウィリアムは欠席した。
サボりなんてどうかしてる、と、自分のことながら思ったけれど、誰にも邪魔されずにSiNEルームに篭もるには、こうするしかないと思ったのだ。
サーチライトを使っているところを、誰にも見られてはいけないと思った。
昨夜、コミュニティの書き込みを隅から隅まで目を通してみたけれど、結局、通信混乱の原因は分からずじまいであった。
彼が感じているのと同じように、Ω‐NETのゲートウェイに何かが起きているんじゃないか、ということを指摘する者は多いのだが……何が、何故起きているのかなど、肝心の情報については皆無だったのだ。
(仕方ないかな、所詮はただのユーザーの集まりなんだし)
Ω‐NETのゲートウェイは南極にある。閉鎖法の施行により通信トラフィックが激減した今は、設備の半分しか起動していないといわれるが――
実に四百年以上も稼働を続けている。女王《QUEENーSYSTEM》と呼ばれる、怪物的な代物なのだ。
過去の技術の粋を集めて作られた、鉄壁の四つ子システムだった。
(あの子なら、何か……)
そそくさと部屋に入る。西館がいつも殆ど無人なのは、こんな時にはとてもありがたい。
尤も、今は授業中なので、無人なのは当たり前なのだけれど。
「ウィリアム!」
呼ぶとどこからともなく現れて、待ちわびたように駆け寄ってくる。
彼女を目にするのも三度目だ。
さすがにもう驚きはしない。それに、覚悟だってできている。
少年は賢いが幼かった。
興味とリスクを天秤にかけて、興味の方を選ぶくらいには。
「お待ちしていました」
それにしても良くできたインターフェイスだ。その辺に座って本でも読んでいたら、生徒がこの部屋を使っているようにしか見えないではないか。
「えーと……」
この間と同じ、期待に満ちた目で見つめられると、何だか妙にドキドキしてしまう。
たかがインターフェイスと自分でも思うのだけれど、仮想現実の中で出会う少女は、あまりに人間らしくみえた。
「……僕のことは、ウィルでいいよ」
何となく言葉に困ってそう投げかけてみると、少女は嬉しそうに頷いた。
「わかりました、ウィル」
丁寧な言葉と自然な笑顔に、思わず見とれる。少女はそんなウィリアムを不思議そうに覗き込んだ。
「何か、不都合がありましたか?」
「えっ? あ、いや、そんなことは……」
少年は、全く彼らしくない焦った声を上げ、少し目を伏せて言った。
「じゃあ、君は?」
「私?」
「名前。なんて呼べばいい?」
少女は少し考えて、得意げな笑顔で口を開く。
「私はΩ‐NET自動巡回システム対話インターフェースユニット、コードネーム『サーチライト』……」
「……さすがにそれはちょっと」
拍子抜けして苦笑する。少女は少し困ったような顔で、「不都合がありましたか?」と首をかしげた。
ぎこちないけれど一応会話は成立している。とはいえ、少女の声と容姿があまりに自然なので、どうにもちぐはぐな印象を受けた。
それに、言葉は拙いのに黙っているとだんだん不安そうになる表情なんかは、見れば見るほど可愛い。
本当にもう、困ってしまう。普段、他の女の子に対してはこんなことは全然思わないのに。
「すみません……」
しょんぼりする少女に、ウィリアムは慌てて違うと付け加えた。
彼の言葉の意図をつかみきれないらしい彼女に、少年はちょっと笑って、それから、SiNEの光が見せる、図書室の高い天井を仰ぐ。
「……じゃあ、『サーチ』」
「え?」
意味が分からないらしい少女に、少年はくすくすと笑った。
「だから、君の名前」
少女は再び大きな目を見開いて驚き、そして、パッと花がひらいたような笑顔で、ありがとうと言った。
「前回の資料の閲覧を続けますか? ウィル」
「いや、それも気にはなってるけど、今日は別のこと」
「イエス、了解しました」
名前をもらったことを喜んでいるのか、少女はウキウキしているようにも思える調子で言った。
「サーチ、南極のクイーンシステムに関する情報とかって、分かる?」
気を取り直して訊ねてみると、彼女は軽く頷く。
「イエス、オフコース」
「ここしばらく、通信混乱が起きているんじゃないかと思うんだけど、その原因が知りたいんだ」
「通信混乱……では、総務省SPICデータバンクより、QUEENーSYSTEMの通信ログを取得します」
「う、うん……」
感情すらにじみ出るような自然な対話AIといい、認証情報付きでどこからでも情報を引っ張り出してくる出鱈目な機能といい、彼女は本当に、一体何者なんだろう。
「直近二十四時間分で良いですか? それ以上はこの部屋の一時メモリに乗りません」
「えええっ!?」
良くない。そんなには読み切れない。
「ちょ、ちょっと待って。できれば……パケットの流れに途中で変更があった個所だけとか、抜き出せる?」
「イエス」
可憐な笑顔にドキンと胸が弾む。少女がたおやかな腕を天へと広げる様を、ウィリアムはただ呆然と見つめていた。
少女の腕いっぱいに光が集まり、一瞬後には視界一杯にホログラフィモニタが展開される。無数の光の窓に囲まれて、少女はにっこりと笑顔を見せた。
「完了しました。情報を抽出するにあたり、認証は全て解除しています」
通信ログなので、SiNE用のインターフェイスが無かったのだろう。それらはモニタに表示されたログデータで、ここにある他の資料のように、本やファイルの形態はしていなかった。
「………………」
それにしてもすごい。
世界の通信全ての玄関口である、女王(クイーン)の生通信データログ。
やはり、この少女は魔法の杖だ。
「サーチ、ちょっとここの前後0.1秒分の全データを見せてくれる?」
「イエス」
お気に入りのソファに腰掛けて、ウィリアムは必死でログを読んだ。
こんなものを読み解くのは初めてのことだけど、サーチのおかげで資料がいくらでも出てくるので何とかなりそうだ。
古本データの修復のために光子構造体エディタの使い方をだいたいマスターしていたことも役に立った。
独学で得た知識がこんな風に通用すると、ちょっとどころでなく気分が良い。
機密データに手を触れることに対する恐怖心も、もはや殆ど消え去っていた。
それにしても、全世界分となると、0.1秒分のメールと電話だけでも、恐ろしい量がある。
「でも……何となく分かってきたかも……」
今は昨日の、リュシアンの元にサナエの名前で電話がかかってきたところを中心に調べている。
時間もハッキリ覚えていたし、二人ともその場に居て、ウィリアムも現場を見ていた。
あの不可解な現象の裏で、通信がどんな風になっていたのかが分かれば、たぶん、他の通信混乱についても説明ができるはずだ。
「でも、これ……って……」
音声通信の記録を表す、光子の羅列。
そこに少年は、小さな傷跡のような、干渉の痕跡を見たのだった。
「ねぇ、サーチ、これって何だろう」
「A3ブロックの53567行目ですか?」
「うん。外部干渉があるみたいに見えるんだけど」
「クイーンからの認証を受けた直後にパケットの流れが変わっています。何らかの干渉があると考えて間違いありません」
「うん……僕もそう思う。でも、これ、おかしい気がする」
「何がですか?」
「干渉が不安定っていうか、全く不規則だから。例えば君みたいなソフトウェアが何か悪さをするとしたら、ログにこういうのは残らないよね?」
ウィリアムの指差した先には、干渉があった後、再び手が入って、パケットの流れが正常に戻った記録がある。
何となく、間違って干渉したデータを、慌てて元に戻したかのような痕跡だ。
「これじゃまるで、人が直接パケットを触っているみたいに見える」
けれど、口にしてから有り得ないことだと改めて思う。
なぜならこれは、人間が操作できるSiNEインターフェイス上での現象ではなくて、もっと下のレイヤーの……Ω‐NETの《内側》での出来事なのだから。
「うーん、おかしいなぁ……」
自らの思考の穴を探すように少年は唸るが、サーチは軽やかに首を振った。
「ノー。おかしくありません、ウィル」
「えっ?」
少女は微笑みを浮かべたまま、ストンと少年の隣に腰掛けて、彼が見ていたログにスッと指を添える。
「ここは、一般ユーザーによるパケット操作が行われています」
「……えっ!?」
「だから、ウィルの推測は間違っていません」
「や……でもっ、それは、おかしいよ!!」
サーチはウンウンと感心したように頷いてくれるけれど、ウィリアムは思わず悲鳴のような声を上げて立ち上がった。
Ω‐NETの内部に人間が直接手を下すなんて、聞いたことがない。
閉鎖法以降、広大なネット世界、SiNEサービスの下のデータ領域は、ほぼ当時のまま残っているといわれている。
SiNEという、データサーバから情報を引き出す手段が消え去っただけで、そこには未だ、四世紀分の膨大な情報が眠っているのだ。
SiNEを介さずデータに手を触れられるのであれば、それは……Ω‐NETが再び目を覚ますということと、同義ではないか。
「そんな……そんな技術が……存在するの?」
「イエス。一般ユーザーからのアクセスは『1(ワン)ビットモード』で行います」
「1ビットモード?」
「はい。《1‐bit》通信方式です」
サーチは彼女らしいおっとりとした笑みを浮かべたまま、そう答えた。
「それ……それに関する、詳しい資料はある!?」
思わず、少女の両肩を思いきり掴んで詰め寄っていた。
そんな方式があるならば、ウィリアムにだってΩ‐NETのデータ領域に直接触れることができるということになるではないか。
大きな緑色の目が間近でパチリと瞬きする。
吐息がかかりそうな近い距離にハッとして体を離そうとする……が、少女の手がウィリアムのそれに重なって、引きとどめた。
そしてそのまま、サーチは立ち上がり、澄んだ声で静かに告げる。
「閲覧可能な資料は、存在しません」
「え……」
意外な答えだった。
先端技術研究所の部外秘データも、クイーンシステムの通信ログすら、難なく引っ張り出してくるような彼女なのに。
「でも、じゃあ、その技術は……」
「1‐bitモードに関する詳細は……――」
ばん!
《命令の割り込みを承認》
「っ!?」
《認証されました》
一瞬、何かのメッセージが流れたかと思うと、言いかけた少女の言葉が途切れた。
見開いた目の光がスッと消えて、少女の体から力がガクンと抜ける。
《強制リターン》
《実行開始》
「ちょ……どうしたっ!?」
崩れ落ちようとする体を慌てて抱き留める。一瞬、女の子らしい柔らかな重みが腕に伝わったが、すぐにそれは消え――――
「サーチっ!!」
少年の叫びが空しく響く。
揺らぐバーチャルの日差しの下、ウィリアムの腕の中で、少女の身体は、光る砂粒のように霧散してしまった。
――その、同じ瞬間。別の場所で。
「……っと、ようやくコマンド通ったぞ、ジョージ」
浮遊する意識。声帯を使わずに、男は言った。
《お前さんにしては珍しいミスだったな》
音声通信は、電気信号として直接脳に響く。
「うるせぇな、あんなところでSiNEサーバが稼働してるなんて、普通気付かねぇよ」
そこに手は無い。
足も。
身体も。
けれど男はその長い腕を伸ばして、まもなく暗闇に浮かび上がる、少女の華奢な腰を引き寄せた。
「浮気はよくないぜ、サーチライト」
「ノー、私の名前は、『サーチ』です」
「……ったく、俺の見てない間に妙な調教されやがって」
そこは真っ暗で、広大で、その男と少女の他には誰も居ない場所だった。
床も、天井も、壁も無い。
「つかお前、ちょっとログ見せろ」
「っ!」
苛立たしげにそう言って、男は膝に抱いた少女が驚くような表情を見せるのに構わず、その腹にズブリと指を差し込んだ。
随分な仕打ちのように見える動作だったが、もちろん血なんて一滴もではしない。
少女の中から何か、光の塊のようなものが取り出され、男がそれを宙に投げると、一気に大きく広がってホログラフィウインドウの体を成した。
「あ……」
少女は困ったように声を上げる。男はそれをムッとした顔で眺めて、やがて、不機嫌そうに目を細め、少女の方を見た。
「国立ネオポリス・アカデミー付属ハイスクール一年、ウィリアム・レリック……何だよ、俺よりこのガキんちょが良いっていうのか? なぁ、《サーチ》よ」
叱るような、からかうような調子に、男の真意を測りかねたのだろう。少女は困ったように口ごもった。
《おい、遊んでないで、回収できたならさっさと上がってこい》
「……はいはい、わーってるよ」
男は面倒くさそうにログのウインドウをたたんで、少女の体に戻す。
「じゃ、また後でな、サーチ」
皮肉っぽく言った言葉が終わらないうちに、男の姿は細かな光の粒子に分解され、暗闇の中溶けるように消えていった。
To be continued.
読んでくれてありがとう!
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Studio F# Twitter
 
 



ウィリアム・レリック

本編主人公。
ネオポリスアカデミー付属ハイスクール1年生。
優等生で生徒会の書記も務めるが、同学年にはあまり友人は居ない。
コンピュータ・マニアで、学校のSiNEルームに入り浸っている。




サーチライト

ウィリアムが学校のSiNEルームで出会った謎の少女。
自ら「Ω‐NET自動巡回システム対話インターフェースユニット、コードネーム『サーチライト』」と名乗る。
ネットから情報を集めるクローラープログラムの一種であるらしい。




エリカ・グレイン

ネオポリスアカデミー付属ハイスクール1年生。
ウィリアムのクラスメートであり、生徒会で会計を務める。
生徒会長に心酔しているらしい。




サナエ・A・ノースランド

ネオポリスアカデミー付属ハイスクール2年生。
生徒会長を務める。
知的な才女タイプだが、ウィリアムのことを、入学当時から妙に気に入っている。




リュシアン・エンジェル

ネオポリスアカデミー付属ハイスクール2年生。
生徒会副会長を務める。
人当たりのよいプレイボーイで女の子が大好きだが、サナエのことは恐れている。

ウィル サーチ エリカ サナエ リュシアン
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